
DAY1 羅針盤を描く
NPO法人ETIC.とASIBAは、Tokyo Startup Gateway と連携した探求・実践型プログラムとして、3か月間の Creative-LAB.を開講しました。Creative-LAB.とは、建築・デザイン・アートなどのクリエイティブ領域を志す若者を対象に、自ら「つくること」を通して、「生き方」を探していくための3ヶ月のプログラムです。
「つくることは、生きること」
同じ教室、同じ学年、同じ言葉を話しているはずなのに、なぜか視線が合わない。心のどこかで、「自分の居場所はここではない」と感じてしまう。
そんな人々にとって、自分で「つくること」とは、表現と思考の必死なあらわれであり、まっすぐな「生き方」の表現だったはず。
TSG Creative-LAB.は、「つくること」を通して、あなたの「生き方」を探していく場所です。ここでは、作品だけでなく、その奥にあるあなたの「生き方」としてのクリエイションに向き合います。
今回の募集では、15歳〜25歳のクリエイションを通じて起業を考える若者30名が集まり、スタートを切りました。
8/24、記念すべき第1回となったキックオフでは、オープンレクチャーを実施。当日は、参加者の自己紹介、ライフグラフの作成に始まり、これから実装しようとするプロダクトやサービス、クリエイションのアイデアブラッシュアップを兼ねたワークを行いました。最後に、それらを相互共有する場として、「ギャラリーウォーク」を実施しました。
#1 LIFE GRAPH & GOAL SETTING
まずは自己内省の一歩目として、自分が生まれてから現在に至るライフグラフの作成を行いました。自分のこれまで〜これからを振り返って、「つくること」と「生きること」を改めて捉え直すワークです。
加えて、Creative-LAB.期間中の目標設定を行いました。ライフグラフを元にして、3ヶ月間のプログラム期間で何を目的に、どんなクリエイションを実践し、終了時点ではどんな状態でいることが理想か、具体的に記入していきました。
#2 IDEA SKETCH
締めくくりは、アイデアスケッチの作成です。プログラムを通して実現したい、「つくっていきたいもの」の輪郭を少しずつ見つけ出していきます。簡易的なスケッチと、使用用途、参考アイデアや問題提起の情報を書き加えて、まずは1枚の紙にアイデアを書き起こします。
ラフスケッチは壁一面に張り出し、他の参加者のシートに付箋で感想を貼っていきました。これにより、アイデアを客観的に認識したり、誰かのアイデアを自分なりに解釈して考え方や見方として持ち帰ったり、コメントの交換からネクストアクションを決定したりする手がかりを掴みます。
内省とアイデア創発を僅か4時間の間で何度も繰り返し実践した参加者の皆さん。現在位置と自らの「つくる」を駆動する羅針盤を手に入れ、アイデアの実現に向けて実験的に手を動かしていきます。


